Device42
エージェントレスでITシステムを一元管理する構成管理データベース(CMDB)
ITシステムをエージェントレスで自動検出、可視化し、複雑化していくITシステムの管理を効率化します。
SUMMARY Device42とは
Device42は無秩序に散らばったIT資産の一元管理と可視化を自動で実現する構成管理データベース(CMDB)です。
Device42を導入することで、オンプレミスのサーバー・ネットワーク機器から、クラウド環境、仮想環境まで、企業システム全体の構成情報を統合的に自動管理し、人の手に頼らない構成管理を実現することが可能です。
従来の構成管理では、IT資産の把握漏れや構成情報の陳腐化、そして管理の属人化が大きな課題となっていました。
Device42は、組織全体で統一された構成情報基盤としてのCMDBを提供することで、これらの課題を解決します。
インシデント発生時には正確な構成情報をもとに迅速な原因究明が可能となり、システムダウンによる企業損失、IT部門の対応工数、年間運用コストの大幅な削減を実現します。
構成管理の統合とCMDBの活用により、ITインフラの「見える化」から「最適化」まで、Device42が包括的に支援します。
障害が起こりづらい環境の構築かつ障害発生時の対応スピードアップへ
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あらゆる情報を自動で検出・収集
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可視化・一元管理が可能
Device42は幅広いOS・プラットフォームをサポートします。オンプレ・クラウドの構成情報もシームレスに自動収集できます。
レガシーなOSや多様なプラットフォームが混在していたり、複数メーカーの製品を利用していても、適切な構成管理を実現できます。
ABOUT CMDB
構成管理
データベース
(CMDB)とは
構成管理とは、ITシステムを構成するあらゆる要素(サーバー、ネットワーク機器、ソフトウェア、アプリケーション、ライセンス等)とその相互関係を正確に把握し、最新の状態に保つための管理手法です。この構成情報を一元的に格納・管理するデータベースを、CMDB(構成管理データベース:Configuration Management Database)と呼びます。
構成管理で実施すること
効果的な構成管理を行うためには、以下の活動が必要です。
- 構成情報の収集と登録: IT資産の詳細情報(型番、スペック、設置場所、所有者等)をCMDBへ記録
- 構成アイテム間の関係性の把握: サーバーとアプリケーション、ネットワーク機器との依存関係を可視化
- 構成情報の継続的な更新: 変更や追加があった際に、CMDBの構成情報を最新の状態に保つ
- 構成情報の正確性検証: 定期的な監査により、実際の構成とCMDBの情報が一致しているか確認
- 変更管理との連携: システム変更時に構成情報を参照し、影響範囲を事前に分析
- 構成情報の活用とレポート: インシデント対応、容量計画、コスト最適化等に構成管理データを活用
現代の企業IT環境は、オンプレミス、クラウド、ハイブリッド環境が混在し、日々変化し続けています。CMDBを中心とした構成管理により、IT資産の全体像を可視化し、構成情報の正確性を維持することにより、安定したITサービス提供と効率的なIT運用を実現できます。
FEATURE Device42の3つの特徴
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エージェントレスで
構成情報を自動管理Device42の最大の特徴は、エージェントレスによる自動検出機能です。
サーバーやネットワーク機器に専用エージェントをインストールすることなく、既存のプロトコル(SNMP、WMI、SSH等)を活用して、IT環境全体の自動的な構成管理を実現します。
従来の構成管理では、手動でのデータ入力やエージェント導入の負担が大きく、構成情報の更新が後回しにされがちでした。
Device42は、定期的な自動スキャンにより、物理サーバー、仮想マシン、ネットワークデバイス、クラウドリソースまで、あらゆるIT資産の構成情報をリアルタイムで構成管理データベース(CMDB)へ反映します。
構成変更の検知漏れを防ぎ、常に最新かつ正確な構成管理を維持できます。エージェントレスでの自動検出は、既存システムへの影響を最小限に抑えながら、包括的な構成情報の可視化を実現します。IT資産の全体像を把握し、構成管理の自動化を促進します。 -
ITインフラ
構成管理ツールを一元化単なるCMDBツールの枠を超え、Device42はIPAM(IPアドレス管理)、ITAM(IT資産管理)、DCIM(データセンターインフラ管理)の機能を統合した、オールインワンの構成管理プラットフォームです。
従来のIT運用では、これらの機能を個別のツールで管理するため、構成情報が分散し、データの整合性維持に多大な労力を要していました。
ネットワークのIPアドレス割り当て状況、ハードウェア資産のライフサイクル、データセンターのラック配置や電力容量まで、すべての構成情報を単一のCMDBで一元管理します。これにより、構成情報が統合され、部門間での情報共有がスムーズになり、IT資産全体の可視化と最適化を実現します。
複数ツールの運用コストやライセンス費用を削減しながら、包括的な構成管理基盤を構築できる点が、大きな強みです。 -
他社製品との
連携及び自動化REST APIに完全対応しているため、登録されたCMDB情報を外部システムから柔軟に呼び出し・更新することが可能です。
監視ツール、チケット管理システム、自動化プラットフォーム、クラウド管理ツールなど、既存のIT運用環境とシームレスに統合できます。
従来の構成管理では、CMDBが独立したサイロ化されたデータベースとなり、他システムとの連携が困難でした。API経由でのCMDB連携により、インシデント管理ツールが自動的に関連する構成情報を参照したり、変更管理システムが構成変更を即座にCMDBへ反映したりと、IT運用プロセス全体の自動化を推進できます。
Jira、Freshservice、Ansible、Splunkなど、多様な製品との連携実績があり、構成管理データを組織全体で活用する基盤を提供します。
CMDBを中心としたエコシステムを構築することで、手作業の削減、情報の一貫性確保、インシデント対応の迅速化など、IT運用業務の大幅な効率化が実現します。
